文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

批評

どうしてそんなに文才あるんですか

言われてみたい質問に答える。 小説家になるということはいかに倹約家であることだ、と羽田圭介が言っていたけど、思えばあたまに浮かぶこと全部ツイートしている。ツイッターはログが回収しにくい媒体なので、本当にしがみつきたい知は忘却してしまう運命に…

批評(平成30年のシンデレラ)

mojihype.hatenadiary.com なぜこの話を書いたのかと言うと、「吃音姫」という人魚姫の現代版亜種みたいな小説を書いて、なかなか手ごたえがあったので次はシンデレラというネタで手慰みに創作できないかと思っていた。 当時はエブリスタで更新していたので…

手紙を書く宇宙元旦の一日

今日は宇宙元旦(春分の日)らしいが、そんな日に、いろんな人にファンレターを書いた。書いていくうちに、私は書くことが好きなんだな……と思った。どんなにいつもつまらないと思っている今日であっても、人に手紙を書くだけでいい日だなと思えるのなら、そ…

好きな詩について語る

思えば、私は持っている詩集が少ない。付き合いで買う詩集はあるけれど、それを除いたら数人の詩人しか買ってない。今日はその詩人のいい詩を語る。 ①高村光太郎「五月のアトリエ」 今読み返して何がいいのかわからないけど、確か「芸術に対する眼差し」に光…

歌詞論考 2024/03/15

今まで私は音楽を聴いていて歌詞をないがしろにしてきた。歌詞はノイズという捉え方をしていて、歌詞にエモを感じるとそれきり聴かなくなる。だけど、改めて歌詞を読んでみると、これを無意識に聴いていた自分がいかにキチガイなのかを思う。 チャットモンチ…

贋物とほんもの論

占いに行く。占いに行く趣味は月に二万くらいかかるが、なかなか飽きない。なぜなら、「読み」を勉強する場である。批評家になるにあたって、まったく役に立たない方面の磁力だが、わたしはこれやと思っている。 占いに行く。行くと前の相談者が「わたしにツ…

今年書いた小説を振り返る

今日はクリスマスイブだが、今年やってきたことをしこしこと報いようと思う。 mojihype.hatenadiary.com この小説は、モデルはいないけど、この人が読んで面白いようにしたいなあと思って書いた。その人は当時のフォロワーで、フルール苺をヲチした時に見つ…

今年読んだ本を語る

今年読んだ本を思い出します。 ①幸福論 (角川文庫)/ぼくが戦争に行くとき-反時代的な即興論文 (中公文庫)/誰か故郷を想はざる (角川文庫) 寺山修司 これは今年と言うか去年読んでたに入るが、2022年は寺山修司yearsだった。寺山修司の本は一貫性というのは…

2023年見た映画を振り返る

①グッドバイ、バッドマガジンズ 中洲大洋で貸切状態だった。主人公の顔がいかにも優秀そうなタマの顔をしていて、なんか無性にムカついた。こういうのが面接に受かってわたしは落とされるんだろうな、とこの当時までは思っていた。まあ結局そういう人(面接…

書くことのよろこび②

書くことのよろこびを極めようとすると、アカウントが凍結したり、風邪をひいたり、サイキックアタックを食らったり、お金が無くなったり、いろんなことが起こって、書くことのよろこびを極めんとするところで、霧散してしまう。書くことのよろこびとは今こ…

世界は言葉でできている

わたしはまあまあテレビっ子なのだが、「好きだった番組ってありますか?」と仮想ディレクターに訊かれたとすると、いっつも浮かんでしまうのが「世界は言葉でできている」という番組だ。 これは例えばレディーガガが「みんなはGoogleで働きたいと言ってた。…

夜明け

シンジはマリと結婚する アスカは誰にも幸せにしてもらえない 園子温は神楽坂恵と結婚する 結局少女は天涯孤独 少女が強くなるのなら 少女じゃなくならないといけない だけど少女の周りには 決まって ろくなやつがいたもんじゃない 結局結局みんな少女じゃな…

久しぶりに詩論をやる

最近、やっと貯金がなくなった。電気グルーヴのライブチケットを買い、本をたくさん買った。8冊くらい買ってて、一冊あたりの単価がどれも高い。ボイジャータロットも買って、チェキも買った。5月から思えば自分の欲望を自分ができる限りの範囲で全部かな…

人種問題について考えまくっている国際文化学科

今日はなんかもう常にトイレ行きたくて、バスをわざわざ降りて小便して、バスに乗るというのをやったんですけど、その待ち時間にポエムが二個できました。なるほどギフトですね。 なんか今日は暑くて、なんでこんなに暑いんだろうと思ったら、空調がいまひと…

リーベンウェンホア

ねえきいてよ赤いぽんぽんわたしだけが知っているめくれないスカートあれは高貴だからだよ今ここにいる人たちは心から癒やしを求めやってきた神の国たるゆえんは神の国の民が神様になれないことねえきいてよ赤いひたひたわたしだけが知っているあのニュース…

ある人とない人では人生が違う

わたしは7月6日、7日、8日にのつちえこさんと言う人からサイキックアタックを食らい、のつちえこさんをインターネット上でボコボコに殴った。被害者なのでここで徹底的に自己表現しないと、同じ目に遭う度菩薩になるのはごめんだと思ったからだ。しかし、冷…

西南学院大学文芸部「切株」2022年秋号を読んで

めずらしく「こんにちは」から文章を始めてみたいと思います。 twitterがなくなるらしいですね。googleともめてるらしいけど、7月4日を前後に行うってことは、きっといいことに違いないです。イーロン・マスクも、twitterに旨味を感じたからこそ持続的な取り…

聖少女を読んだ

ふだん本を読まない。なぜなら読めないからだ。読もうとはしている。だけど読むときにどこまで読まねばならないのかが差し迫っていないと読めないし、そういうことで今の新鮮さを読まないと意味がなさそうな本は読んでいる。実は面白そうな古本ばかり買って…

台湾について思う

思えば、台湾について卒業論文を描いていたんだった。そうじゃなくても、台湾については好印象なのはそうだろう。蔡総裁が賢そうだし、オードリー・タンのひよこっぽいようでAIそうな感じが「知」を感じる。中国も韓国も「智」の国家なんじゃないかと思う、…

なぜ小谷野敦は痰が絡むのか

小谷野敦「蛍日和」を読んだ。あまり感想が浮かばないタイプのしっとりした文章だった。ほんとタバコを吸ってるような文章だ。タバコを吸わないと邪念が浮かんでは消える。わたしはタバコが吸えないが、タバコというのは何が正解かを見極める感性を磨くため…

小説が書けない

小説を描いてはいるけど、終わらないというか、書き足りないと思っているが、いざパソコンに向かうと一文字も打てずに時間が過ぎていく。ああしてもいいし、こうしてもいい。だけど何もしないのも手だな……と思っている。最近のわたしのマイブーム、何もしな…

弁明

わたしには根強いファンがいる。たいていのファンはツイートだけ眺めてニチャニチャする人もいれば、わかりやすく好意を文字に示してくれる人もいるけど、たいていさりげなさすぎる。太陽線バチバチのわたしくらいのファンがいるという視点で語るとしたら、…

犬の心

わたしは犬の心を持ちながら、猫のようにふるまっていると思う。犬の心を持ちながら、犬の形をとらないというのは人間にしかできない贅沢だと思う。もしわたしがこのなりでなければ、犬の素質を具現化した見た目になるので、たとえば佐々木希というようなギ…

若いのにグループホームに住むということ

今日は難しいテーマについて取り組もうと思う。わたしは2020年の秋に神様と交信して、神様と自分の意志がごちゃまぜになってしまい、精神病院に措置入院したのだが、退院するとグループホームに勧められたことがある。 グループホームに勧められる人と言…

パフェ評論とやさしさについて

そういえば松永天馬の「不惑惑惑」のオーディオコメンタリーで「知ってた?今ってパフェ評論家がいるんだよ」と言っていた。身に覚え、ありますか?あるんですけど、まさかポエムをする真似をするんじゃなくて読み方の真似をする人がいたことに驚きました。…

愛とはすでに重たい

我が家はたらこ唇のサラブレッドが集っている。唇がぶ厚ければぶ厚いほど、多分愛について思想があるんだと思う。上唇は自分の行動を、下唇は相手の振る舞いを。 わたしは悲しいほどくちぱっちに似ている。よく考えたら兄もくちぱっちに似ているので、悲しみ…

今ってそんなに美しいか?

いろんな人が今年の五月はすばらしいと言う。たしかに、柴田聡子の『ジャケット』がこの自分に光を当ててきたかと思ったし、Red hot chili peppers『Poster Child』が私の音楽遍歴を暴露しているとは思わなかった。どちらの曲も、グルーヴがよくて読めなかっ…

文才がない奴は生きる才能に溢れているというだけの話

2023年に入ってから、とりたてて目標を立てなくても、いつのまにか反省をしないといけない日が続いています。バイトが決まったからというのはこじつけですが、自分の地位が「アルバイト」として確立できてから、いろんな人と揉めて出禁になっています。…

「コルチカムの仮死」感想

かぶちゃんの詩集を貰ってから5年くらい読んでなかった。5年の間に、決別をしたり私は精神病院に入院したりいろいろあったけど、5年前の私は、自分にとってつまらないものを読み進めていく自信がなかった。「つまらない」と一蹴すると語弊があるが、いち…

ベネデッタを観る

ベネデッタを観た。 第一の感想として「さっさとベネデッタを殺せ」と思った。だけど死ななかった。 神に選ばれてない側の人間がこの世の中でほとんどだと思うが、そういう人は神に選ばれている人の心理が読めているんだろうか。わかったとしても、神に選ば…