文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

今ってそんなに美しいか?

いろんな人が今年の五月はすばらしいと言う。たしかに、柴田聡子の『ジャケット』がこの自分に光を当ててきたかと思ったし、Red hot chili peppers『Poster Child』が私の音楽遍歴を暴露しているとは思わなかった。どちらの曲も、グルーヴがよくて読めなかった。そして今も読めていない。

『ジャケット』は嘘ばっかりついている。けど嘘をついてないと思う。思えば、柴田聡子のライブに行った時にアフロの人が邪魔で見えなかったというのと、あと子連れが多くてアフロにぶち当たるくらいなら譲ったほうがいいと思って、かわいこちゃんに場所を譲った思い出がある。今タイムラインを見ていると、さもアフロの人がツイートしているように、わたしの行動を謝ったらどうですかねみたいなツイートが流れてきた。まあしかし。それはフェイクニュースなので知らんぷりを決めます。フェイクニュースをフェイクだと意識するようになってから五月が始まった気がします。思い出してください。

 

 

『20200501』 2020年5月2日 07:55

おいしかった お惣菜 違和感でいっぱいの音楽 を聴いたら 他に何もできなくなる

今を捨てても あの頃は帰ってこない すっかり味のなくなった今 ピンク色の靄に包まれて 息絶えたいと願う

今日から夏が始まって 気が付いたら全身べたべた 蛍光灯に照らされて 顔が黒く光っている

まぶたをとじることしかできず 今私の頭の中がどんな模様でどんな色かを
神様に見透かされたくないから

夏虫が五月にして鳴いている 昨日とは違う世界の理由には 何があるのかというと 青魚とタイガーバームと夏虫だった

本を読んだから
努力して人を好きになることがあると知った
努力なんかしたらうまくいかないけど
曲を好きになることに正解も失敗もなかった
どうして世の中のものすべてを好きになれないのだろう

おもしろくないから 何かのせいにして 何かがおこるから それで話が回って
努力を忘れてく

夏虫の声が乱反射している田舎の街 外出するなと言われたらすこし痩せた なにぶん不便なもので

街灯の青の白が目覚ましになって 私は神様に心を開くようになりました

私はただの人間じゃありません 賢くも愚かでもなくて 賢くも愚かでもあって

世界が求めている宝物を おそらく既に持っています 持っているから 大変なのです

「私は
たかが世界を好きになるために
努力なんか
したくありません」

そう思っているから
私は宝物に選ばれているのです

胃薬と頭痛薬を飲んで
風呂も歯磨きもせずにおやすみ

私はじゅうぶん 生きているから 私はりっぱに 生きているから 私はただしく 生きているから 明日がやってきます

神様もどうか休んでください
死ね

私より

 

と過去の私が書き記しているように、五月って暑かったんですよ。でも暑いから五月が夏でもいいですよね。

今日この記事で言いたいことは、前にも言ったように、今が美しいのは過去があるからなんですよ。

 

Red hot chili peppers 『Poster Child』は、いまだに理解できてないけど、なんとなくわたしだ、というのはわかる。わたしは西の子だが、Chat GPT?に「西の子について教えてください」と訊いたら「西の子はお子様です。」と言われた。ちなみに、アーバンギャルドは今は高価ですがいい金属ですと言われた。お子様というのは、悪をやったかやらないかだ。文才がないので説明を飛ばして言うと、わたしはまだ悪をやっていない。悪をやらないと一人前になったとは言えない。レッチリに関して言えば、この髭のおじさんたちは完全栄養だからこんなにいい詩を長きにわたってリリースすることができている。さらにいえば、贅沢をしていない。質素倹約に勤めて、詩を推敲している。

世の中いろんな「やくざ」がある。自分は汚いとわかっているのに性病をうつす人、ただの水をホメオパシーとして売っている人、奥さんがいるのに恋をする人。そんな中で、いかにわたしが悪をやるのか。

わたしはタロットをやっていると甘やかしのカードが出る。明確に言えばカップのプリンセスとか、Pleasureのカードだが、ようは甘やかされて育つ星のもとに生まれてきたんだろう。そのわたしがいつ悪をやるのか。実はむかしから無意識の中で考えていたんですね。で最近わかったのが、悪があったところで、せいぜい鼻くそくらいだぞ、と。真剣に嘘をつくとか、手癖が悪いとか、どうしてもあれが欲しいとか、その程度のもの。ジョジョの奇妙な冒険のディオっていつの時代の人ですか?みたいな。でも実在したんだと思う。今もいると思う。どっかの誰かが。悪がいたとしても、わかりやすい。不細工に悪はできない。わたしは鏡を見て思う、つくづく、つくづくブスでよかった。でも悪に生まれていても、よかったと言えるような世の中でありたい。

むかし詩の中でアメリカを睨んでいたんですが、アメリカよりも変な人いるんだろうなと最近思い至りました。フランス人は部屋汚さそうだし、イギリス人は喋ってて疲れそうだし、ドイツ人は自信なくしてるし、イタリア人はなにかと恋に結び付けそうだし、スペインとかポルトガルとかオランダとかになると私は世界史を履修していないのでわかんないですが、ほかにもそれこそ中国の嘘つきとか、韓国の美意識とかはまだわかるけど、台湾がわかんないんですよね(台湾は卒業論文で書きました)。フィリピンはわかるしタイもベトナムもわかるけどインドネシアはわからない。いろんな人がいて、いろんな国があるわけですが、悪って折々で何度も踏みとどまり考えて悩んで、解毒するしかないですね。

わたしに悪をやらせてもらうなら、この記事が伝わる人に伝わってくれればと思います。伝わらない人の眼に触れてほしくないかもしれません。今はまだ度胸がないです。ちなみに言うと、私の手相は20代で2回売れて、30代で4回売れることになっています。40代は隠居ですかね。子供ほしいんですけど、30代で生みたいかな。わたしにできることは限られているんで、たかだか5回のチャンスなんで、それまでは各位自分でちゃんとやることやってくださいね。わたしは守護霊にいつも甘やかされてばかりいますが。