文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『少女を埋める』について

少女を埋める、についてを論じながら自分を語ることが、ちょっとしたムーブメントになっているような気がするのでその波に乗る。 少女を埋める、という小説は本来桜庭一樹のとりとめのない話に過ぎなかったはずだ。しかしその小説につやをつけようとしたのが…

春を思う その二

春を思うと遠くにきてしまう。遠くに来たところで自分がもといた場所がどれだけよかったのかをわかって、すぐに戻ってきてしまったけど私は自分以外の何を知ったつもりになっているのだろう。春を追いかけてワクチンを摂取したらようやく初めて苦しかった。…

春のない人生を思う

私の人生にはめったなこと春が来ない。せいぜい夏か秋かである。冬が来ないので、春も来ないという人生だ。 私の人生はいつも灼熱で、焦燥感に焼かれる。それに飽きると秋がやってきて、日焼けしたところを治療していく。私の人生で一度だけ冬がやってきた。…