文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

世界は言葉でできている

わたしはまあまあテレビっ子なのだが、「好きだった番組ってありますか?」と仮想ディレクターに訊かれたとすると、いっつも浮かんでしまうのが「世界は言葉でできている」という番組だ。

これは例えばレディーガガが「みんなはGoogleで働きたいと言ってた。でもわたしは〇〇〇〇〇だと思っていたの」みたいな名言を取り上げて、空欄に自分ならではの名言を言うという番組で、まさにツイッター的な番組だった。

売れたての有吉弘行なんかもパネリストに出ていて、この番組でラッパーをやれる女優として山田真歩を知った。あと東京スカパラダイスオーケストラ谷中敦とかも初めて注目したし、当時もっともあたらしい番組だった。

実際、パネリストの名言は歯切れ悪いことが多かったが、最後に名言が正解として登場するだけで心地よかった。ようは予定調和のお遊びなんだ。

この番組で、なかなかバカリズムが呼ばれなくて、若林正恭ばっかりフィーチャーされて、年間チャンピオンシップなんかも、若林がしょうもない名言(岡本太郎の名言。いつでも愛はどちらかの方が深く、切ない。から、いつでも愛は「使い捨て」と答えた)を残して優勝していた。いつも若林正恭が優勝していた。

この「世界は言葉でできている」、音楽が良かった。オープニングテーマが「Race for the Prize」 - The Flaming Lipsで、プチコーナーでは特別な「Shangri-La電気グルーヴが流れていた。

この番組で好きだった言葉は忌野清志郎が言った「今日と明日と明後日のことぐらいを考えていればいいんだよ」をもじったビビる大木の「昨日と今日と明日のことぐらいを考えていればいいんだよ」が好きだった。

 

あと他に好きだった番組を考えている。エンヤが流れる天気予報。さばドルくるくるドカン