文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

パフェ評論とやさしさについて

そういえば松永天馬の「不惑惑惑」のオーディオコメンタリーで「知ってた?今ってパフェ評論家がいるんだよ」と言っていた。身に覚え、ありますか?あるんですけど、まさかポエムをする真似をするんじゃなくて読み方の真似をする人がいたことに驚きました。私は千疋屋のパフェを大人になってから恋をする人と喩えましたが。それ言ったらキャンベルアーリーのパフェって広瀬康穂だよ。金玉が4つあって、中にヨーグルトが入ってて千疋屋パターンか?と思ったけど、そこにいるメロンがバチバチしてて全然甘くないんですよね。だから、福岡の女の人って初志貫徹するんだな~と思うんですね。だからあんなにエネルギッシュなのにしたたかなんだなと思うし、タイムラインで見た「パフェ信仰」の人はなんかパフェを食うより前に論理があるらしくて、こいつは何を食べても旨くねえんだろうなと思いました。さらに言いますと、ロイホの今のマンゴーパフェはザーメンみたいなゼリーが入ってるんですけど、あれはキハチカフェへの薫陶を継いでいると思われます。キハチカフェのメロンパフェは金玉3つ、ブルーベリーふたつ、で、オレンジジュースで作ったチーズケーキみたいなソースが入ってるんですよね。あれは1700円が安く感じるパフェですね。福岡って地頭ならぬ地肩が強い家計の人が何人もいるじゃないですか。あれを掲揚してるんですかね。いいものをたくさん持ってるのはわたしだけじゃないんですよ。

パフェっていうのは語源的に女性を立てるための食べ物なんですけど、最近のムーブ、女の人、の中のどの男性を描くか、に力を籠めている気がします。プリンアラモード作ってよ。アイスはやめてください。歯にしみます。パンナコッタを作ってください。

やさしさについて描こうと思います。ひさびさにポエトリーリーディングしたら、すごい偉くてたくましい女の人に優しくされて「優しいですね……」と素直に感動したら、その言葉が実は嫌だったみたいな話をしようと思ってるんですけど、優しいってひたすら自分の好きなものを相手にあげちゃう態度をとる人生をこの人は送ってきたんだと思って、本当に優しいことで知られる真優ちゃんことわたしは絶句したんですけど、やさしいって、人生を棒に振るうような態度なんだな……と思いました。わたしは優しいことをしてきたか問いますと、実はしてないんですね。常に自己本位。自己本位の中で、いかに、ずうずうしく優しさをやることにかけては筋金入りです。昔さんまのスーパーからくりテレビでよく見た、お父さんが本当は自分が食べたくて買ってきたのに、酔っぱらうと寿司を家族に買って帰るみたいな事象と一緒ですね。

やさしいをやるのは駄目とか言うと、わたしみたいな鉱物が絶滅してしまいます。嘘です。本当は、わたしがいかに鉱物たるかというと、やさしすぎてお腹が空いてる人にわたしが優しくするからわたしが出世するんですね。魂胆なんです。やばいです。かつての友達は世の中の人間ってみんな自己中ばっか、と吐き捨ててましたが、まあそれから20年振り返るとその中でも我慢している人がたくさんいて、その人の努力によって社会が回ってきた点はたしかに見逃せないと思います。その人ってでも令和になって得してるんじゃないかと思います。だからわたしがわざわざなにかやんなくてもいいよね~ってな感じです。

そんな中でもわたしがやれることと言ったら。なんでしょうね。インターネットやめてもやめなくてもいいかなと思います。会う人には謙遜してても会っちゃうので。予測変換と会話してて、もしわたしがアーバンギャルドになったら、1ツイート1万円事業をやろうかな~とか思ってましたが、ぼろ儲けするか、まったく音沙汰ナシかだとして、流行んないような気がして、っていうか私のポリシーに反するんですよね。その時に即した鮮度のいいネタを提供する、という意地。菊地成孔はあくまで金をとるスタンスでいるから、ブランドが確立しているのだろうと思うけど、わたしは……ジャズをやるよりももっと享楽を追求したいかな。そしたら財産作れないんだけど。子供をふたり作ると手相にあるので、2億か~、贅沢するなら、3億か~。と思ってたけど、松永天馬と会話できないんで、そこらへんの打ち合わせができませんね。

戸川純福岡来るんだ。と思っているとチケットがないようなので、まあ二回見たしいいか……と思うなどする。戸川純さん、福岡に来たら、ロイホでもいいからパフェを食ってみてくださいね。