文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

自分を癒すために焚くアロマ

恐竜のぬいぐるみを買ったけど、なんで買ったんだろうと思う。わたしを癒すために買ったのかと思うけど、普通に買い物しただけ。ないと困ると思ったから買ったまで。

本当に自分のことを癒そうとしたら、自分の嫌だったことをひとつひとつ思い出していくしかない。それも、買い物したから思い出してくるものなのかもしれない。

わたしは付き合ってる人がいた時に、他の人と浮気しようというか、乗り換えようと思ってたことがあるけど、その時のことを考えるのがつらい。ぶっちゃけ、恋人も好きじゃないし、浮気相手も好きじゃないのに、目の前にリビドーがあったら抗えずにくるくるときめいてる自分がいた。昔からそうで、好きな人のこと好きだと思っていても、向こうが単にわたしのこと呪ってるだけで本当はわたしは誰のことも好きじゃないのだ。わたしは肉と水でできた穴だ。悲しすぎる。

わたしは昔から七色の光をスピリチュアル的から放ってる人だったみたいで、全然無自覚だった。わたしは確かにかっこいい女の子だったけど、自分が出世するなんてひとつも思わなかった。自分が見えてないから、安っぽい「好き」だとか「かわいい」とかになびいちゃって、黒歴史を作るんだと思った。

安っぽい「好き」とか「かわいい」にすがりついてもしないと自分を乗り越えられない時期があった。元彼がいるから今の境地があることは仕方ないことなのだろう。

なんでわたしは初めから王道を行かなかったのかがめちゃくちゃ後悔してる。なんでわざわざ出来損ないの人と付き合ったんだろう。他の人からしたらいい品質なのかもしれないけど。推し活って無駄な回り道しなくてすんで本当にいい流行だと思う。

恐竜が痛み入る。恐竜は元彼に似てる。くねくねして組み敷かれている。乗り越えないといけない。恐竜はわたしの価値にしないといけない。恐竜は痛みをわたしに伝える。失ってきたものの痛み。かなしいね。かなしいね。かなしいね。かなしいね。

苦労してきたんだねと言われてしまう。どうしたら苦労せずに済んだのか考えてみても、結局は今と地続きで、信じるってことは無から始まっていたらそれは悪だったんだなと思うなどする