昨日、元彼からいきなりラインがきた。かつて送っていた画像、甥っ子の写真を私に送り付け返して、なにも弁解しないので「久しぶり。何ですか」とややジョヴァンニさん風味のからからの返事を送ったら、手厚く謝られて、その上に「甥っ子の写真いまだに持ってるのキショいから消しといて」と言った。元彼に対する情熱というのは、肉棒の採取くらいしかなくて、今となっては彼氏を作ってまで性欲を発散するのは割に合わない贅沢だなと思う。
性欲について思索を深めていくつもりはなくて、ただ「元彼と結婚しとけばよかったな」と一瞬でも思うと、元彼にまつわるスピリチュアルが私を引き寄せて、こういう風に連絡を取るという行動に至るから怖いなと思った。たしかに、私が売れるまで、時間つぶしに元彼と過ごして人類のサンプルを搾取するのは、有意義だなと思うこともあるけど、そういった思いつきにいちいち否定したりGOサインをつけたりしないと、相手から行動に迫られて、不気味な気持ちになることがある。
最近ブログで小説を書いた時にたしか「ちくわにきゅうりをつめたような」という表現を使っていると、翌日母親がちくわきゅうりを出してきたり、豚しゃぶという単語をブログに使うと、翌日母親が豚しゃぶを出してくる。これは、母親はわたしのブログを読んでいるのか？と訊いたら「読んだ方がいいの？」と言われて、まあ答えにはなってないが、読んでないと思うんだが、母親はほんとうに毎日献立を悩んでいる。そこに私のクラウドサービスが豚しゃぶ！とかちくわきゅうり！とか考えていると、母親のスピリチュアルがそれを拾い、アイデアとして採用する。
引き寄せの法則。あるんだろうとしたら、「引き寄せない法則」もあるのだろう。いいね！の数だけいやだね！もある。引き寄せの法則にしたがう人は骨密度が乏しいと思う。わたしはいいねよりいやだねを大事にしたい。というわけで、私は引き寄せない法則を実践するのみである。
以下、近況報告
①今半のすき焼きを食べたら、全部吐いた
すき焼きの画像が年に4回くらい回ってくる。その度、肉の反物としての造形美に圧巻するんだけど、すき焼きを経験したいなと思い、百貨店の屋上に行った。ほぼ外国人ばかり。和牛を見て、ツイッターで見た画像より脂肪分が豊かであった。お肉を３枚食べるだけでもうお腹いっぱいで、卵かけご飯を食べてながら、お茶を飲み、ハイボールにビールを飲んでいる時間が地獄だった。ヤバいなと思ってトイレに行ったら全部吐いて、１万円があぶくとなった。女中さんみたいなウェイトレスが全部すき焼きを焼く支度をしてくれるけど、そこにロマンがあり、ジパングがあった。外国人は、こんなデロデロの肉を食べて吐いたりしないのだろうか。
②銭湯に行った
はじめてサウナに行ったけど、水風呂が怖かった。カルマの部屋って感じがした。原子炉とも連想できる。
③一週間のうち６日占いに行った
なんか「ちゃんと話聴いてる？」と心配された。月のカードや星のカードがよく出る。
④上京をもう一度やり直そうと思った
都内のアパートは３～４万出せば住める。毎月７万はあるのだから、生活できないか試算中。でもやっぱり４万出さないと難しいところで悩んでる。携帯代１万、食費２万、あとの光熱費などは捻出できそうになくない？あと食費２万っての無理だと思う。やっぱ一日一回絶対ドトールに行かないと。
「タモリ学」を読んだのだが、タモリはもともと福岡でサラリーマンをやっていた時にジャズの人たちに買われて上京したってのがあるらしい。だから、赤塚不二夫が面倒を見るから、という名目で上京したから、打算的な見通しはあったのだけど、基本無計画だ。無計画だとか闇雲って上京するにあたって大事かもしれないと思いつつ、それを支えるのは無尽蔵にある金なんだよな。
東京行きたいけど、夢がなくて頓挫した。去年上京した時は小説家になるとか言ってたが、今小説家になるつもりはさらさらない。どういうところに目標を置いて邁進していいのか全然わからない。それでもいいかと思い上京したけど、上京したら「なんの目標もないなんて馬鹿みたい」と思って帰ってきた。
