文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

行動学入門

三島由紀夫の行動学入門という文庫を発見した。こんなもんまで書いてたんだ。見てみると、行動するまでに至る動機の生み出し方が載ってるんだなともくじを読んで思ったが、捲っていくうちに童貞の話になってきたのでそれは違うなと思い買うのをやめた。

なにものでもない友達が「今日も一日寝て終わってしまった」とか言ってるのをよく見るが、それでいいと思う。なぜなら、スピリチュアルを齧ったものから言わせていただければ、何もできない日に何かしようと思ってもできなくて終わるのは当然だから。完全に後出しジャンケン論だが、2020年から2022年まで、何も生み出せなくて当然だと思う。結果から言ってその時期は苦い思いをする時代だったのだと思う。2020年から2022年にかけて、文化がなにひとつ実を結ばなくても、悲観することは無いと思う。なぜなら悲観することが財産になり、2023年以降を紡いでいくのだと思う。私は2020年から2022年まで、バイトもせず、傷病手当・失業保険・障碍者年金で渡り歩いてきたが、その日暮らしを極めることができた。その日暮らしをやってみて思うのは、今日くそつまんねえなでおくびを噛み殺す日もあるからこそ、ポピーが咲き乱れる公園にいるだけで幸せになれる気持ちを作ることができるのだと思う。

コロナにせよそうじゃなくても、私は2020年から2022年まで辛酸をなめることが決定していたのだが、その3年の間で春夏秋冬のバイオリズムを会得できた。それがあなたにも適用されるかは疑問だが、教えておこう。

1~3月にかけては、陰謀論が加速する。4~6月にかけては優れた文化の恩恵を見つけやすくなる。7~9月は焦燥する。無理矢理暇を潰す。10~12月はただ漫然と生きるが吉、というようなものだ。

これは独自の解釈によるものなので、一概に言えないが、こういう芯に気づくと、過ごしやすいものである。というわけで、行動学入門を題にして文字狂いしていくが、行動する際に気を付けておくのはどういう点だろうか。

行動するというのは、諦めたほうがいいと思う。したいことはすでにやってるしできないことはできないままだからだ。世の中、幼児期に苦労したように、やっていいことよりやってはだめなことのほうが多い。その中で、勇気を出して行動するというのはどういうことか。じっくり考えることだと思う。考え急ぐのはよくないので、正気のうちに、完遂するまでの逆算をして、あらかた仕上がったら手を打っていくというのがいいだろう。