文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

ささやか

二年前に比べて体重が20キロ増えたので、体格がかなり変わった。二の腕が小学生の太ももくらいになった。そして、一番の関心事が、おっぱいが大きくなったことだ。

ブラジャーは無印の4サイズ展開のLを買っているため、正確なカップ数はわからないが、Dくらいはあるだろう。昔はガリガリに細くて、AなのをぎりぎりBにできないか悩んでたくらいなのに、今はDかEを迷っている。昔は、と言っても30キロくらい違うが。

おっぱいがでかくなっても、相対的に見ればちっぱいの枠に入ると思う。質量がなく、雫のような垂れがない。でも最近おっぱいができて興奮している。風呂が楽しい。自分の裸を見て全然飽きない。太ももには無数の痣があるし。

だけどオナニーをしても胸が掴めないので、全然気持ちよくない。乳首という発音には淫靡さを感じるが自分の乳首には感じ入らない。自分の乳房には瑞々しさは感じるが自らが自らを性の対象にするかと言えば難しくなってきた。昔は、女子高生の時は、自分がオナニーをしているという事実だけで股ぐらぐしょぐしょになっていたものだが、社会不適合者になった今は、毎日毎日懲りずに電マでオナニーして悲しいもんだなとしか思わない。これが年を取るということなんだろう。

最近は3日に一回風呂に入って、風呂に入ってない二日目なんかは、社会から逸脱しているのを不快感や頭皮のかゆみなどに付随して強烈に実感する。そしてパンツにウンコがついたまま布団に入る。

私のおっぱいはささやかなもんだが、おっぱいでかい人はかわいそうだと思う。重いし、女性性を予め与えられている。でも最近は服でわからないし、無視して生きることができる。世の中の端っこに比べれば私の不甲斐なさというのもおっぱいのささやかさと同じ程度のことかもしれない