文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

おいっこが家に来る

甥っ子が家に泊まりに来る。ストレスではあるけれど、向こうにとってもストレスなので、なるだけ不干渉に勤めようと思う。甥っ子に最近聞いたことは「弁当はなぜちゃんと三角食べしないの?」だった。甥っ子は心底うんざりして無回答不服従をやっていた。私は気をきかせて「そっか~白米が好きなんだね~」とお茶を濁していたが、まあ、最後らへんに白米しか味がなくても甥っ子は耐えられる人材なのだろう。

姪っ子の家(つまり姉んち)に行ったこともある。姪っ子に関しては長女のほうだけ一緒に風呂に入ったことがある。ちゃんと姪っ子を洗えたのだからいつ妊娠してもいいだろう(なお相手は幽霊)、姪っ子はその一件がすごくうれしかったらしく、私の裸をいつまでも覚えている。姪っ子は私のおっぱいが、確かに姉よりは私のほうが豊胸なので、そのことをすごく覚えているようだ。そういえば、姪っ子(長女)の中では世界で一番姉(つまり姪の母)が可愛い!らしく、へぇ~他にも可愛い人いっぱいいるよーと答えておいた。

姪っ子(長女)は私のことをエロとしても認知可能らしく、うれしいもんだぜと思いながら、甥っ子ははたしてどうだったけ?と思った。まだ生まれて間もないころ、人間になりかけの具合は、エロとはいわずとも「西の子ちゃんは宇宙の祖」と言っていたくらいだから、私のことめちゃくちゃ好きなんだろうと思うは思うが、最近会ってみると、なんていうか、ツヤをつけている。

兄もそういうところがあるけど、要するにかっこつけている。かっこつけに走って、本当に好きなものを好きと言えない。そういうところ、助かっている。私はモーションが苦手だ。甥っ子は私のことをエロとは思っていないみたいだ。

だけど私はエロを背負って立つ覚悟はある。幼児期のころに抱いていたなんとなくエロのイマジネーションがうまく収集つくと、めちゃくちゃ文才が決まる。私は甥っ子に文学をやれとは思わないけどバンドはやってほしいなあと思う。姪っ子しかり。姪っ子にはアイドル、ではなく、バンド!をやってほしい。

最後にかわいそうなので姪っ子(次女)にも言及しようと思う。次女は、主役になれないでいつまでも文句言うような宿命なのかなと思うけど、姉は次女に主役を譲ってるみたいだ。私は次女に、はっきり言って「赤朽葉家の伝説」の鞄みたいなもんだと思うけど、まあせいぜいがんばってほしい。鞄は、女学生時代が大変だった。アイドルのオーディション受けて落ちて、鞄は鞄なりに大変だったがおだやかな赤朽葉家の一ページとなっていた。