文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

スピリチュアル・サーズデー

二年前からヲチしてる元コンカフェ嬢がいる。その人は太ももの写真を最近よく上げてて、パンツ下ろしてる写真とかサービスしてくれるんだけど、太ももに痣はあっても妊娠線のような生傷はない。

チタンという映画があって、その映画で主人公は曰く付きの車とセックス(カーセックス!)するシーンがあったのだが、その後日主人公が下着姿になった時、太もも、女性器に近いところに妊娠線のようなひっかき傷みたいな痣ができていた。主人公はラストシーンで車との間にできた子供を出産する。

コンカフェ嬢はほんと人間性としてアンティーク調の美少女で、話していても興味関心のばらつき方すらお洒落で可愛いのだが、まあ関係性としてコンカフェ嬢がいちばん魅力的に映る。厄介なファンもいるとは思うが、そんなコンカフェ嬢であれど、生霊は憑いてないみたいだ。甲状腺の病気を持っているとは昔言っていたような気がするけど、自傷行為は自分のためにやっているようだ。

コンカフェ嬢にありながら生霊に憑りつかれてないのはショックだった。まあコンカフェ嬢に憑りつくのは勇気がいることで、コンカフェ嬢の気まぐれに振り回されるだろう。幽霊であってもイニシアチブを取れるくらいのやりがいがないとやってられないだろうから。憑りつきやすい人というのは、素直すぎたり、頑張りすぎたりする。しかも、自分でないもののために。そういうの反省している。人のためをやるというのは、自分が存在することよりも先に先立つので、私がどんなに自分の気性に反省していてもしかたない。

 

ツインレイという概念を初めて知ったのは、ヲチしてるミスiD一次で落ちた人のアカウントからだが、その人は後で「ツインレイへの信仰を現代魔女に強要された」と言っていた。ツインレイというのは、キキとララみたいなことで、それだったら浜崎容子と松永天馬じゃん!と思ってノータッチしている。が、そういうことでもない。ツインレイというのは、魂の片割れであって双子ではない。

私も私に憑りついている守護霊のツインレイということになるのだろうか。落ちたミスiDも、ツイッターをヲチしている感じ、私と一緒だと思う。守護霊に憑りつかれているような気がする。インターネットで果敢に乳首の色出したり、ヌードやったりしているのは、ネットの向こうにスタンド(生霊)の本体がいるからなんだろうな。

ツインレイについては、

ツインレイとは?特徴・意味も解説!出会った時の見分け方【診断も!】 (e-kantei.net)

こういう記事があるが、「どこかで会った気がする」っていうのは特に思わないし、「相手のことを自分のように感じる」これもないし、「素の自分を晒す」機会がないし。全然当てはまらない。っていうか、ツインレイがほしいと考えるだけ、ないものねだりの権化だと思う。ツインレイに憧れる人は、生霊に憑りつかれてからものを考えてほしい。

私がツインレイについて記事を書くとしたら、①相手がやたら自分の気を引くような真似をする、この一点しかない。あとは、②夢を乗っ取られる、とかがある。夢の原理でブログを書いた時も思ったが(夢の原理 - 文字狂い (hatenadiary.com))、私の寝て見る夢というのは守護霊の監督・編集した現実でしかない。その辺寺山修司なんかはどう考えているんだろう。少女詩集。

ツインレイというのは自分の正体を明かさないものなのだな。私だったら住所と名前をひたすら唱え続けてしまうだろうと思うのだが。

思えばツインレイとは叶わぬ恋なのかもしれない。魂の片割れだから、近づきすぎると、すぐ死ぬ。だから長い長い旅が必要なのかもしれない。

 

 

ポエムしまーす

 

「片思い」

僕のお父さんは昔大麻をやって
宇宙人と交信した
その時見つけた人が僕のお母さんで
すぐに会えるけど 得体が知れない

僕はお父さんのことが嫌いで
なぜなら大麻をやったせいで
僕が何者かわからないからだ

お父さんと喧嘩した夜
僕は月めがけてジャンプした
上に向かって跳んだだけなのに
月をつかむことができた

月にはキャベツのはぎれと
うさぎのふんとにわとりがいた
うさぎは洞穴にいるらしかった

まさか月に行けるとは思わなかった
月がこんなにつまらないとは思わなかった
月には通りもんがあると思っていた
あと抹茶もあると思っていた
空腹には困らないと思っていたが
実際にあるのは蓮根や茸とたけのこだった

キャベツで飢えをしのいで
星を色で分類していたら
背中に吹き矢が刺さった
抜いてみると手紙が結んであった

「もしもし わたしです はやく わたしを みつけてください」

不気味な流れ弾だなあ
何かのまちがいだろう
僕は手紙を虚空に投げ捨てた

そしたら背中に吹き矢が十本刺さった

「はやく見つけて」
「ここから連れ出して」
「はやくしないといなくなるから」
「いいかげんにして」
「道草はやめて」
「今すぐここにきて」
「自分で考えて」
「急いで走ってきて」
「ばかやろう」
「あんたなんか宇宙人よ」

矢継早に言葉が飛び込んで
いったいこいつは何者かとおどろいた

僕は裏紙に指で書いた
「いまから行きます」
なんにも納得していないのに書いた

僕は
火星に行って喘息を起こし
水星に行って乾燥肌が悪化し
木星に行ってすこしまどろみ
金星に行ってやけどして
土星に行って都会にかぶれた

天王星海王星
人目も憚らず愛し合ってるのを見て
愛とは何かを考えていた
愛とは言語裏にあるもの
だとしたら
僕は今何を成しているのだろう

ごめんよ きみ
僕はまだ迎えには行けない

 

「月へ」

予算はなく
準備もせず
打ち合わせもそこそこに
月を目指した

僕にとってのセーラームーンとは
そもそも僕は社会も人間も現代も
そんなに好きじゃないけれど
僕にとってのセーラームーンとは
愛についての真理だけ

何度も燃料が切れて
部品は爆発して
食糧も尽きてしまい
仲間に八つ当たりしたり
その死体をむさぼったり
したわけだけど

月に近づけば近づくほど
僕の気が触れてしまう
月が近づけば近づくほど
僕は目的を見失っていく

やがて絶望の時のための
ダイナマイトに火をつけて
月のほうへ投げ込んでみた
花火になっただけだった

気がついたら
仲間を皆殺してしまい
宇宙には僕だけとなる
こんな気持ちになるために
僕は生を受けた訳じゃない

ひとしずく泣いてみて
自分に白けてしまって
それでもこみあげてきて
孤独がはじまった

そんな僕を照らすのは月
僕は月に辿り着いていない