あんたねえ、と社会人なら誰もが苛つきそうな生活をしている。
毎日のようにロイヤルホストに行ってパフェを食い、たまにポエムを書いて何かしら世界に向けて生産をするが、働いていない者に社会を見る資格はなく、私が感じ取った刺激はただの幻覚で、実情は私より読者の方が何倍も知っている。そのため、私が紡いだ物語は致命的なミスにより破綻して信用に値せず評価に結び付かない。
小説が下手だからと言って詩がうまいわけでもない。っていうか詩の評価って結局はよく勉強して自分にとってつまらない人の作品もちゃんと目を通してその中で自分のフィルターで見た世界を描写してるかどうか、なんじゃないか。大前提として、私は好きなものしか見たくない。そのせいで評価されないとしたら別にかかってこいよと思ってたけど、無名の画家しか通じてない人を見てこうなりたくないなと思った。
生活の中に飛び込んでくるまでの力を持つものは恐らく陰謀説があって、でもそういうものしか自分の中で話題に上がらない。私が誰かのお墨付きを貰うにはどうすればいいんだとか考えなくもないけど、その前にデイケアに行きたくない問題を解決しないといけない。ここ一年は親やハローワークがロイヤルホスト代をくれるらしいが、その間に進路をなんとかしたいけど、コロナのせいでバイトができない。きっとこんな生活をしたら、ますます人から孤立して、人を恨むようになる。そうなる前に社会と関わらないといけない。多分一年が過ぎたら、人が欲しくなる。
そこでデイケアを利用し、私が参画したい社会とはかなりかけ離れた人々と交流して最低限の社会性をキープしないといけないみたい。それか作業所。
デイケアはデイケアで必ず一悶着ありそうだし、作業所はまず障害者を雇ってやってるみたいなその姿勢が気に入らない。でもわたしは入院するくらい障害者だった。まず働くまでに至らない。
それでも、傷病手当が切れる年末に苦しくなることを見越してソーシャルワーカーはデイケアを勧める。そしてそれは今決断しないといけない。何、ロイヤルホストでヨーグルトジャーマニーを食ってるのか。その分毎日貯蓄してアニメーション学校でも行ったらよっぽど自己実現に結び付くんじゃないのか。
自己実現について語るとかなりの確率で嘲笑われる。特に私は。本当は戦略とか立てるような職に就きたかったけど、そこまで勝ち気じゃない。きっと失敗するし、そもそも私は統合失調症だった。もう入院しないかもしれないけど、宇宙人の話とかを真剣なトーンでやるのは絶対今後もあり得る。なんなら宇宙人がいる前提で話を進めるのが主流にはならなくても馬鹿にしないまでの市民権は得てもいいのでは。
そこまでの想像することにかけてのバイタリティはあるのに、何故私は小説が下手くそなんだろうか。きっと私はファンタジーを描くべきなんじゃないか。人間賛歌とか描きたいけど、人間…つまり自分のことすなわち自分に注がれる他者の言い分について、全く理解できないから無理だよな。私は、好きなだけ好きなものを考えていれば蓄積する。それをどう40行×30字×100頁にするかは、今のうちにわかってたまるか。デイケア行けこの野郎
