文字狂い

オタクにもサブカルにもなににもなれずに死ぬ

今年を振り返る(2022年)

どうも。鬼、笑いますか?

今年は映画をバンバン見たかったけど平年並みだった。7本見た。いつもは10届くか届かないか。

①ラストナイト・イン・ソーホー

小林司はオチにイマイチをつけ、松永天馬は見事だと言った映画。この時あたりにブルー・オイスター・カルトにハマったんだと思う。career of evil を korean peopleと空耳する。当時在日朝鮮人を叩くのにハマってました。そしたら好きな相互フォロワーからリムーブされました。あくまでマイブームというだけだったのに。ラストナイト・イン・ソーホーは好きです。私は松永天馬派だし、小林司がこのオチを評価しないところにミスiDや講談社の味があるんだなと思いました。事故物件住みたい。いや、私が事故物件なんだ。

②ぼけますから、よろしくお願いします。~おかえり お母さん~

認知症の話。ぼける寸前のおばあちゃんが「死にたい」とわめいたら、「じゃあ死ね」と言ったおじいちゃんがすごかったし、おばあちゃんに会うために毎日1時間歩く80歳後半のおじいちゃんすごいなと思った。

③チタン

去年で言う「ダニエル」枠。え~っていう作り方だったけど、なぜか心を掴んで離さない。なんども私のブログで登場するが、車とセックスしたあと、主人公の足の付け根に縦筋の痣が数か所できていたのが、実体験に基づかれているのを感じた。みなさんは、車に乗ってて、車には意思があって、人間椅子みたいに強姦されたらどうしますか。わたしは気づかないふりをしますね。

THE3名様 ~リモートだけじゃ無理じゃね?~

DVD屋さんがまだあった十数年前に何枚か三名様は見ていたが、志賀廉太郎の存在をすっかり忘れてしまった。

⑤アンラッキー・セックス またはイカれたポルノ

今年一番の映画だと思っているけど、頭いい人が見たら「好きじゃない作り方」と言っていたので、私はまだバカなんだな~と思った。ポンチなセックスシーンをテロップで隠しているのが始まりなんだけど、そのほうが都合いいなと思った。ポンチであるセックスは自分の中の主観性が暴走しないと創造できないから。私が好きなシーンは、ただただ主人公が街を歩くシーン、スーツの丈の長さとか、これが脱いだらああなるのかとか考えていくうちにするすると時間が経つのがよかった。あとゴダールぽかったところもある。ゴダールを消費している感じ心地よかった。

気狂いピエロ

退屈だった。退屈こそ優雅とか思うじゃん。アンナ・カレーニナがいるからなおさら。いやあ。ブスと一緒にいたほうが現実を見なくて済むよ

⑦エンジェル

びりびりと紙を破りたくなるときに見るにはもってこいの映画。友達がみんな死ぬ。チラシ見たら続編を作る予定だったけど破綻したみたいなことが書いてあって、続編作るまでの代物じゃあないけどなと思った。

 

本行きます

恋愛論 橋本治

電子書籍くらいしかないと思うが、電子書籍で読んだら気分悪くなった。でも最後まで読んだ。BLは社会性から発生するというのを知った。

とてつもない日本 麻生太郎

河野太郎が総裁選落ちて、「麻生太郎河野太郎を可愛がらないわけないのに、なぜ麻生太郎は岸田に入れたのだろう?」と思って、買って読んだけどわかるわけない。

智恵子抄 高村光太郎

これよりは高村光太郎詩集のほうが面白かった

高村光太郎詩集

芸術家としての言葉は岡本太郎より臨場感あった。

ヴァレリー詩集 コロナ・コロニラ

高かったけど衝動買い。botで読んでて面白いなと思ってたけど、実際つまんなかった。高村光太郎詩集のほうが安くて得るものがあった。

萩原朔太郎詩集

特に感想がない。なんで評価されているかわからなかった

⑦少女を埋める 桜庭一樹

私のファンレターが取り上げられた!と思ったけど時系列的におかしいと気づいた。桜庭一樹は自分が見えてないと思う。自分がこの行動をしたらどうなるかとか、読めてないというか、人間に関心があまりないように思う。だからファンレターの話をしてしまうのだ。でもあくまでこの小説は創作らしい。

サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法  大槻ケンヂ

大槻ケンヂは小説だとサブカルマウンティングしてウザいが、エッセイはさくさく読める。ノンストレス。だけど、困ったことに、同じ話を繰り返し使っている節がある。

⑨くるぐる使い 大槻ケンヂ

ブックオフで買った。初期衝動ってやつかな。汚い材料で作る優美な嘘。

⑩次の東京オリンピックが来てしまう前に 菊地成孔

菊地成孔は食べ物の話をさせたら天下一品だなと思った。あとタクシーの話も趣深い。

⑪家出のすすめ 寺山修司

読むのに時間がかかった。まだ読めてないと思う。

⑫コーヒーに砂糖は入れない 松下育男

確かに自宅で淹れたコーヒーのように甘い読書体験だった。

⑬松下育男詩集

若い頃が見えて面白かった。若い頃も面白かった。

⑭紅だ! 桜庭一樹

まだ哲学青年をやってくれていた。感謝。

「たま」という船に乗っていた さよなら人類編 石川浩司

石川さんがやり手ということがよくわかった。

⑯これから詩を読み、書くひとのための詩の教室 松下育男

再読したい。